2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧

◯◯してもいい

わたしは愛されてもいい わたしは仕事ができてもいい わたしは誠実な対等な恋人をみつけてもいい わたしは人を愛してみていい わたしは命をよろこんでもいい わたしは穏やかな愛を知ってもいい わたしはあたたかい心で自分が生きていることをよろこんでもいい

友達と遊んでいるときに夢の中の風景の話をした。夢のなかの風景はどこか不思議で、わたしたちはそのなかでとってもしっくりきているのに、目がさめてしまう。そして悲しい気分になる。 閉店したデパートの廃墟、木造の家、薄紫の着物の女の人、原っぱ。

ガラスの破片があの人の血管を血液とともに流れているのだと思った これは比喩ではない、比喩ではないからこそ生易しいことではなかった その破片は彼の体のくらがりのなかで水平線のきらめきのようにまばゆく光るけれど、結晶は死ぬほどの痛みで体を引き裂…

距離が近くなっていたことに気づいてなかった 離れたらやっぱりその人の場所のぶんだけ心もとなくなって不安定になって泣いた 元気もないしご飯も食べられない わたしはひとりぼっちだとおもった、そんなことはないとわかっていたって、ひとりぼっちだと思い…

ひとはときどき自分が壊れることを望んでいる 調和を保って暮らしている、と装っているひとほどそうなんじゃないか わたしは穏やかだったためしがないからそんなことを思うのか 翅をかたほう無くした蝶みたいに旋回しながら 飛ぶのではなくて螺旋階段を駆け…