距離が近くなっていたことに気づいてなかった
離れたらやっぱりその人の場所のぶんだけ心もとなくなって不安定になって泣いた 元気もないしご飯も食べられない
わたしはひとりぼっちだとおもった、そんなことはないとわかっていたって、ひとりぼっちだと思いたい時もある
でもそれで大丈夫なんだ

仕事をした、ちいさなことだがうまくいって、会社の人たちも優しくて申し訳なかった

大切な人が息をすることが苦しいなら孤独ならわたしは強くなりたいと思った
誰よりも強い人間になれたらいい
彼女のこともどうにもできなかったし、これは病気なのかもしれないと思った

よく生きるのが痛くて死にたくて虚しいとおもうことは本当だけど
自分はへんに丈夫なのかもしれない
そしてわたしは繊細で脆い人にずっと惹かれるんだとおもう
いくら大丈夫といったって鳥みたい
鳥の骨は空洞でぽきぽきおれる
かろやかに飛ぶようで翼の付け根は飛ぶたびに痛むんでしょ
気づかないだけで
みんな当たり前なのかな

鳥が好きだ、はじめて飼ったのはセキセイインコだった
助走をつけて飛ぶ鳥の姿が好きだ
鳥がもがく姿や、羽を痛めながら落ちていく姿は、頭の中によくうかぶイメージだ
わたしが不自由な分だけ、その鳥たちが苦しむのがみえる


企画にかこつけて鳥かごから解き放たれる白い鳩の映像がとりたかったが、うまくいかず、鳥のような美少女の映像にかえた 通ったらいいなと思う
いつか中学生の逃避行をとりたい

結局なにかを作るときにしか心がまともに生きてない 薬を飲む
強くなりたい